男爵令嬢のポーレットは幼少期から声が出せない。可愛がってくれない父と継母、妹にのけ者にされつつ、なんとか生きている。十九歳になった時、助けてくれた行きずりの海兵に初めて恋をするが、路地で刺されて命を落とす。しかし、死を境にポーレットにかけられていた魔法が発動した。声が出せなかったのは、母が迫りくる運命を回避するためにポーレットに魔法をかけたためだった。運命の日から二週間、時を遡ると同時に声を取り戻したポーレットは、思い人ランベールに想いを告げようとするが、ランベールは近づいたかと思うと遠ざかり、つかみどころがない。苦戦しつつポーレットは奮闘する。 ※Nolaノベル様にも掲載中。
更新:2023/11/27
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王女アルスには幼馴染の婚約者、クラウスがいた。ある日、出かけた先で魔族に襲われた二人は奇跡的に生還する。ただし、クラウスは闇に染まっており、アルスとの婚約を解消した後、北の果てへと追放された。納得のいかないアルスは守護精霊ナハティガルのみを供に城を抜け出し、クラウスを連れ戻す旅へ出る。 ※カクヨム様にも掲載中。
更新:2024/4/10
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港町で父と二人暮らしをしていたオーレリアのもとに、ある日、実の親だという身なりのいい夫婦がやってくる。オーレリアが父だと思っていたのは養い親で、本当の両親が迎えに来たのだ。本当の家族のもとで暮らすことになったが、逞しく育ちすぎたオーレリアは上流階級に馴染めない。それでもマイペースに自分を貫く彼女と、何かにつけて巻き込まれる兄ユリシーズの親友アーヴァイン。オーレリアは、上流階級の令嬢らしくなれるのか。そもそも、なる気があるのか……。 ※ノベルアッププラス様、魔法のiらんど様にも掲載中です。
更新:2024/3/20
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創世から紡がれる歴史を持つ大国イグナーツ。その地で、国を支える優秀な人材を育てる学び舎、アンスール学園に入学した少年アーディ。良家の子女が集う学園で彼が出会ったのは、才能溢れる美少年だった。ただし、彼には秘密がある。
更新:2023/10/14
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外界と隔離されたタロン公国の娘エミーリエは、この娘は禍を呼ぶと告げられ、幼い頃から部屋に閉じ籠って過ごしていた。自分の人生に諦めを抱いていたが、ほんの少しだけ外に出てみたいという願いが芽生え、丘まで花畑を見に抜け出す。そこからエミーリエは外の世界、カーライル王国へと連れ去られる。そこで王子であるパヴェルに助けられ、エミーリエの人生は大きく変わっていく。 ※魔法のiらんど様にも掲載中。
更新:2023/10/8
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深川、門前仲町に〈月見堂〉という損料屋があった。損料屋の女主、千世(ちせ)は深川の人々に助けられつつ、奉公人たちと共に店を切り盛りする日々に追われている。損料屋とは、現代で言うところのレンタルショップで、〈月見堂〉は人手も貸し出す。そんな〈月見堂〉には否応なしに事件が持ち込まれてしまう。
更新:2023/7/3
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たった一人の家族だった祖母を亡くしたルーシャ。一人暮らしになった途端にストーカーらしき視線を感じたルーシャは番犬を飼おうと思い立つ。しかし、ルーシャの雇い主であるレーンが用意してくれた番犬は――茶色の短い毛並みの俊敏なオス。ただし、人間の。ルーシャとその護衛に抜擢されたブラッドは、人々の思惑に巻き込まれていく。
更新:2023/5/18
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後期ヴィクトリア朝のイギリスにて。ロンドンで女家庭教師(ガヴァネス)として働いていたロビンは勤めていた屋敷を辞し、職探しの真っ最中だった。しかし、この時代、ガヴァネスはあり余っていた。ロンドンで勤め先を探すのは困難であり、ロビンは勧められるがまま移民船に乗ってシドニーに拠点を移すことを決意する。けれどそれと決めた日、偶然出会ったフレデリック・イングリス准男爵がヨークシャーに来てくれるのならばロビンを雇うと言う。疲れ果てたロビンはその言葉を信じ、ヨークシャーへと旅立つが――。
更新:2023/2/19
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江戸、浅草にて――妻を亡くしたやもめ浪人の親信(ちかのぶ)が長屋に戻ると、刀傷を負って逃げ込んできた若侍が倒れていた。放り出すわけにもいかず、手当てをする。気がついた若侍は、名を幸之進(ゆきのしん)といい、眉目秀麗ではあるものの、侍と呼んでよいものかというほどには侍らしからぬ男だった。傷が治ったのなら出て行けばいいものを、居心地が良いと言っては居座る。厄介な男は、親信の子供たちを手懐け、周りを引っかき回し、そして何故だか妙に馴染んでは長屋暮らしを満喫するのであった。 ※カクヨム様にも同時掲載中。
更新:2022/12/4
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